一日一絵

公園に住む猫の健康を願いつつ、重ねる一日一日の記録。

公園猫 白茶

2月11日の午後をほとんど寝てすごした白茶。
すずも彼の存在を認識しましたが、ケンカ相手ではないと判断し、
落ち着きを取り戻しました。
なので、夜は私たちと共にあたたかい部屋で眠りました。

0902121
この日、点滴に連れて行こうか迷ったのですが、
病院に行くこと自体のストレスも考えれば、
白茶の眠りを妨げたくないと思い、行きませんでした。
起きて鳴いた時、お口に水を含ませるだけなので、
ほとんど何も体内に入れなかったのです。

前日は大きな声で鳴いていたのに、この夜はかすれて声にならず、
動こうとしても起き上がることができませんでした。
かすれた声を聞いた時は、点滴しなかったことを後悔し、
朝一番で連れて行こう、早く夜が終わって欲しい、とも思い、
もしかして朝までもたないかもしれない・・・とも思いました。

夜、時々起きては、白茶のおなかが上下するのを確認しました。
死んだように動かない白茶の顔を見ると、
このままもう何もしない方がいいのかもしれない・・・
とも思いましたが、寝息を聞くと、
朝までがんばって、病院に行けば何とかなるかも・・・
と、また思い直すのです。

朝7時、白茶のおなかはまだ動いていました。
朝日が、白茶を覆った毛布を明るく包み込みました。
横たわったまま目を開けて、何か言おうとし、少し声が出ました。
よくがんばったね、点滴打ってもらおう、
もう何もしない方がいいのかもしれないけれど・・・

病院が開くのは、朝9時半です。
私は外出する支度を始めながら、白茶の具合を確認していたのですが・・・

白茶は薄目を開けたまま、呼吸をしていませんでした。
瞳孔はまだ開いていませんでしたが、おなかの動きが止まっていました。
弱いけれど心臓の鼓動を感じたので、耳を当ててみました。
そしてもう一度、顔を見直した時、白茶の目の中のひとみが、
黒々と大きく広がっているのを見ました。
8時50分のことでした。


0902123
長いしっぽがきれいな猫でした。一生懸命生きました。
眠りの延長で旅立ったのでしょうか。
それならまだいいのですが・・・最後に何を言いたかったのか。

白茶がひどく汚く痩せたのは、去年緑が死んだ頃からでした。
それでも、一ヶ月前までゴハンを食べていたのに
みるみるうちに衰弱していきました。
ほんとにこれが同じ猫なのか、信じられません。
うちに来たことが、白茶の死期を早めることになったのでしょうか。
それがどれほどのダメージだったのか、
白茶にしかわからないことです・・・・

公園にいながら治療できたら、一番良かったのに・・・
もっとあたたかい季節だったら良かったのに・・・
せめて最後にと、白茶を元の公園に連れて行きました。
お天気が良く、朝と昼の間の明るい光に照らされていました。

なんということでしょう。
めったに顔を合わせない隣のおうちの主(オヤジ)が、
この日来ていたのです。

一度もめたことのある相手なので、迷いましたが、
白茶が弱っていたのでわが家に引き取り、手当てもしたのだけど
今朝死んだことを報告しました。
オヤジは黙って聞いた後、礼を言いました。
そして、ここから離れた地域に住居があり、
ここにできるだけ通って猫の世話をしていること、
子猫が生まれるたびに、里親を探してはいるけど難しい・・・
と言いました。

なので、猫が捕まりさえすれば、よければこちらで手術をする、と
言っておきました。
これまで、オヤジがいない間にこっそり捕まえてしていましたが、
これからは堂々とできます。

しばらく後、動物を回収する市の委託業者に電話して、
白茶を連れて行ってもらいました。

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去年2月、猫だんごになる白茶。
私に気がつくと、ダッシュで逃げました。
この頃は、まだこんなに綺麗でした。


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この頃、私は白茶とはまだ距離をおくことができていました。
ここの猫全部の世話はとても無理なので、
感情移入しないようにと思っていたからです。


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白茶はいつも一番離れた場所にいて、
私にもなかなか近づいてきませんでした。


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そのくせ、私が公園の中の道を自転車で入ってくる時は、
マルコやレモンと一緒に、タッタカタッタカ駆けてきて、
私の目の届くところに必ずいました。

私には白茶がいずれこうなることは、わかっていました。
だから、駆けてくる白茶の姿が、あんなにも嬉しかったのです。

テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

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出品中の作品のご紹介です。
売り上げは、嫌ですが結局猫に
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公園猫のご紹介


1 山田おかあさん。
勝気で頭も運動神経も良いスーパーな美猫。
たくさんの子供を産みました。



2 山田あかちゃん。
おかあさんの最後の子供。
幼児体形の女子。



3 隣のおかあさん。
元は隣にあったおうちの飼い猫。
山田おかあさんと同じく、たくさん子供を産みました。
隣の猫たち全部の母では?



4 隣のハーブ。
レモンとはたぶん姉妹。顔半分黒いのでハーブ。
非常に顔立ちの綺麗な猫。超気が強く頭もよい。
2010年、やっとなついてくれました。
★2010年6月、
財団法人どうぶつ基金の助成を受け、
不妊手術を行いました。



5 隣のサビにゃん。隣の(元)おうちの猫。
レモンとハーブとはたぶん姉妹。
子供みたいに小柄であどけないが、何度も出産経験あり。
いつも皆から一歩遅れる。


6 山田番長

2010年10月末、現れた子猫。
ビビについてきたと思われる。
超よわい番長。


・・・・・行方不明になってしまった猫たち。・・・・・

今でも待っています。
優しい人に助けられ守られ、
無事に再会できることを 心から願っています。

山田マルコ。
いつのまにか公園に居ついた、
愛らしいうさぎのような子でしたが、
2010年12月18日、姿を消しました。



山田ビビ。おかあさんの息子。
美しいオスの白猫で、公園になくてはならない
存在でしたが、
2010年10月末、姿を消しました。



隣のダンボ。隣の(元)おうちの猫。
時間がかかったが、とてもなついてくれました。
体格のよい元気なオス猫だったが、
きょうだいの白茶と同じと思われる病状で、
ひどく弱ったところをビビに追われて、
2010年7月末、姿を消しました。

幸坊。
ビビと隣のサビにゃんの子5きょうだいの1匹。
一番元気で体格も良いので公園に戻し、
すくすく 育っていましたが、
2010年2月8日、突然姿を消しました。

橋の猫。
2007年ごろ現れ、しばらく山田さんちに居候の後、
橋の下に居場所を移動。
皆にかわいがられていた人懐こい子。


流れの黒。こわもて。
他所から来て居ついた猫。時々行方不明になりつつ、
ビビとボスの座を争っていました。


隣の青太。隣の(元)おうちの猫。
青い目が印象的なオス。体格は良いが、痩せてきた。
くいしんぼうでびびり。いまだになついてない。
2010年1月8日ごろ、姿を消しました。


隣のレモン。隣の(元)おうちの猫。
顔は怖いが、鳴き声かわいく、ひとなつこい。
レモン色の瞳のサビ猫。
2009年11月中旬ごろ、姿を消しました。

・・・・・・・・・・旅立ってしまった猫たち。・・・・・・・

山田すずまる
2009年12月5日ごろ現れる。
木登りが大好きな小さな男の子で、
何かの感染症のため体調を崩しながら
一生懸命生きましたが、
2010年11月18日AM4:23旅立ちました。



隣の白茶。
ダンボと双子のようにそっくりな、たぶん兄弟。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2009,2月12日旅立ちました。



隣の緑。隣の(元)おうちの猫。
猫丸みみたが公園に通うきっかけとなった猫。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2008,8月27日旅立ちました。


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