一日一絵

公園に住む猫の健康を願いつつ、重ねる一日一日の記録。

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公園猫  幸坊はどこに消えた。

2月8日。
生ぬるく強い風の吹く日でした。

夕方、ちょっとのつもりで公園に寄ると、山田さんが
「幸坊がいなくなった」
と言います。
午前中、家を空けた少しの間に見えなくなり、
いつもはすぐに帰ってくるのに、まだ帰ってこないと言います。
一緒に探そうとしたら、さらに
「ビビがひどい怪我をしている」
と、言われました。

ビビの耳からこめかみにかけて、真っ黒に変色し、血だらけでした。
いったい誰にやられたんだろう?
カラスかもしれない、すると、幸坊もやられたかもしれない、
幸坊を探したかったけれど、明日は病院がお休みなので、
今日のうちに、急遽ビビを連れて行くことにしました。
キャリーも荷台ヒモもないので、奥から壊れたキャリーをひっぱり出し、
山田さんがヒモで私の自転車にくくりつけている間、
私は隣の会社の倉庫に行きました。

公園との柵の境から、敷地に入ってしまったかもしれないからです。
そこにいた人に、猫を見かけても何もしないで欲しい、
もし傷ついて捕まるようなら、公園側に戻して欲しい、と
頼んでから、病院へ向かいました。

正直、行きたくなかったです。
というのも、つけにしてもらっている支払いをできないままで、
支払期限がとうに過ぎてしまっていたからです。
猫用にとっておいたお金は、先月からの突然の出費に消え、
保険金も還付金も、まだ入ってきません。
しかし、血だらけのビビを見てしまっては、
連れて行くしかありません。

先生が、ビビの耳の毛をバリカンでそりあげると、
大きく膨れた真っ黒なかさぶたが現れ、それをはさみで切ると、
中から膿と血の混じった液体がだらだら流れ、皮膚はほとんど
ありませんでした。
ずいぶん前の傷に菌が入って、化膿したようです。
その傷口は、カラスのくちばしとか、尖った物でやられたようには
思えません。

公園に猫を襲うような動物がいるわけではないようです。
すると、幸坊が消えたのは、他の理由でしょうか。

お耳の先と後ろの付け根との間には皮膚がなく、
真っ赤な中身がむき出しで、ぽっかりと空洞が開きました。
中を洗浄し、お薬を塗って、包帯でぐるぐると巻きました。

キャリーの中で漏らしていたので、一応ビビったようですが、
治療をしている間、ビビは薄目を開けてまったく動かず、されるがままで、
「いい子だねー、何されても全然抵抗しないよ」
と、先生が感心するほどでした。

直径5?ほどの大きな穴が、顔に開いているのですから、
痛くないはずがないのですが、まるでちっとも痛くないかのように
平然と座っているビビ・・・・
その姿からは、人間に対する絶対的な信頼が感じとれました。

治療を終えて、公園に戻ってくる頃には、すでに真っ暗で、
とても幸坊を探すことはできませんでした。


2月9日。
お天気は不安定ですが、真冬とは思えない陽気でした。
意外とひょっこり戻ってきているかも・・・・
という淡い期待を胸に、昼間、公園に行ってみました。
しかし、幸坊は戻っていないということでした。

私は、隣の敷地や園芸店、倉庫会社の周りをぐるりと回ってみました。
子猫が好みそうな、植木棚、ガラクタが積まれた場所や排水管が、
所々にあり、どこにでも潜めるような気がします。

100209015
幸せそうな倉庫のワンコさん、小さい子猫を見なかった?

100209024
この子にも、泣きながら探してる人がいるのかな・・・。

歩き回った敷地は、中学校一つ分くらいあるでしょうか。
こんな小さな土地なのに、ここに何があるかも、
青太やレモンに何が起こったかも、
猫にとって危険があるのかないのか、それが何かもわかりません。

公園に戻る途中で、隣のおかあさんと出会い、
公園の外の意外と遠くまで出ているのがわかりました。
ついてくるので追いやると、ちゃんと金網の内側へ戻り、
おかあさんは自転車の私を追って、駆けてきました。
公園まで誘導して、抱っこしました。
おかあさんがたどれる安全な道を、幸坊は見失ったのか・・・

いいや、幸坊はいつもおうちのそばを周るだけだったので、
そんなに遠くに行くはずはない、と、山田さんは言います。
私もそう思います。

意外とすぐ近くに、危険があるのではないか・・・
猫は積み上がった荷物の間にもぐりこむのが好きだから・・・

100209030
そう、こんな風に隠れたり・・・
それで、出られなくなったりとか・・・

しかし、昨日倉庫会社の人が話したことはひどかったです。
その人も、現場を見たわけではなく、聞いた話だといいますが、
人になついて、倉庫に遊びに来る猫がいたのですが、
従業員の1人が、その猫と遊んでいて噛み付かれた、
それでひどいことをして、瀕死の目に遭わせたそうで、
それ以後、その猫がどうしたかはわからない、と言います。

自分になついてくれる猫を殺すようなことが、
どうしてできるのでしょうか。
私は、それがレモンか青太ではないか、と胸が裂けそうでした。
その猫の色をたずねると、
「チンチラかアメショー」(全然ちがうじゃんか)
と答えたので、その人は猫の種類自体を知らないように思え、
結局どの子だったのかはわからないままです。

私は、動物虐待は犯罪であることを伝え、
どうかそんなひどいことをしないで欲しい、と、言いました。
その人たちは、自分たちもそれはひどいと思った、
そんなことはしない、と答えてくれたのですが・・・。

きょうだいのなかで、一番元気で頭がよかった幸坊、
たった一匹だけ、公園に戻されたばっかりに・・・
幸せになりますように、と名前をつけたのに・・・
今頃どうしているのか。
どうか、ひどい目に遭っていませんように・・・

100209028
入り口付近にあったおうちがなくなったせいで、
道路のすぐそばまで出てくるようになりました。
心配が増えました。

テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

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コメント

ただ心配の一言

お誕生日おめでとう!と言いたかったけれど、今回はつらい日になってしまいましたね…幸坊に何が起きたのか、頭からずっと離れません。どうかどうか無事でいてくれるようにと願うばかりです。誰かのお家でぬくぬく暮らしてくれていたなら、、、どんなにいいでしょう。それを知る術がないことがたまらないです。

こちらはマンションですが、それでも猫がいるとわかると見知らぬ人が勝手に入ってきたり、色々と心配な面があります。夕方、私たちを見つけたちびニャンが玄関までタッタカついてきて、、、新聞配達をしている女性が見つけて「かわいい」と見つめていました。知らないうちに沢山の人が目にする猫ですが、ずっと見張っているわけにはいかないのでひたすら心配です。

おうちが減って公園住人さんの目が減るということは、やはり不安ですね。もちろん環境が変わっていってしまうことも。

  • 2010/02/10(水) 18:28:40 |
  • URL |
  • 山猫 #AGZLCPGo
  • [編集]

Re: ただ心配の一言

山猫さん、ありがとうございます。
まったく同じ気持ちです・・・。
いきなり消えた理由を色々考えたのですが・・・
人に近寄る子ではないから、誰かが連れて行ったとも思えないし、何かのはずみで遠くへ行ってしまって、帰れなくなったとか、あと排水口に迷い込んだ??ぐらいしか思いつかないのです。
そう思った時には、雨が降り始めていて、昨日はまとまった雨・・・
逃げ場を失っておぼれる幸坊の姿を思うと、たまらない気持ちです。

やっと補償金が入ったのですけど、ビビの病院通いもまた始まったし。
のんびり暮らすはずだったのに、猫の数だけ、心配事も増えていきます。
来年も再来年も、一生こんな感じなんですかねー、私。

  • 2010/02/12(金) 02:01:29 |
  • URL |
  • みみた #-
  • [編集]

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売り上げは、嫌ですが結局猫に
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公園猫のご紹介


1 山田おかあさん。
勝気で頭も運動神経も良いスーパーな美猫。
たくさんの子供を産みました。



2 山田あかちゃん。
おかあさんの最後の子供。
幼児体形の女子。



3 隣のおかあさん。
元は隣にあったおうちの飼い猫。
山田おかあさんと同じく、たくさん子供を産みました。
隣の猫たち全部の母では?



4 隣のハーブ。
レモンとはたぶん姉妹。顔半分黒いのでハーブ。
非常に顔立ちの綺麗な猫。超気が強く頭もよい。
2010年、やっとなついてくれました。
★2010年6月、
財団法人どうぶつ基金の助成を受け、
不妊手術を行いました。



5 隣のサビにゃん。隣の(元)おうちの猫。
レモンとハーブとはたぶん姉妹。
子供みたいに小柄であどけないが、何度も出産経験あり。
いつも皆から一歩遅れる。


6 山田番長

2010年10月末、現れた子猫。
ビビについてきたと思われる。
超よわい番長。


・・・・・行方不明になってしまった猫たち。・・・・・

今でも待っています。
優しい人に助けられ守られ、
無事に再会できることを 心から願っています。

山田マルコ。
いつのまにか公園に居ついた、
愛らしいうさぎのような子でしたが、
2010年12月18日、姿を消しました。



山田ビビ。おかあさんの息子。
美しいオスの白猫で、公園になくてはならない
存在でしたが、
2010年10月末、姿を消しました。



隣のダンボ。隣の(元)おうちの猫。
時間がかかったが、とてもなついてくれました。
体格のよい元気なオス猫だったが、
きょうだいの白茶と同じと思われる病状で、
ひどく弱ったところをビビに追われて、
2010年7月末、姿を消しました。

幸坊。
ビビと隣のサビにゃんの子5きょうだいの1匹。
一番元気で体格も良いので公園に戻し、
すくすく 育っていましたが、
2010年2月8日、突然姿を消しました。

橋の猫。
2007年ごろ現れ、しばらく山田さんちに居候の後、
橋の下に居場所を移動。
皆にかわいがられていた人懐こい子。


流れの黒。こわもて。
他所から来て居ついた猫。時々行方不明になりつつ、
ビビとボスの座を争っていました。


隣の青太。隣の(元)おうちの猫。
青い目が印象的なオス。体格は良いが、痩せてきた。
くいしんぼうでびびり。いまだになついてない。
2010年1月8日ごろ、姿を消しました。


隣のレモン。隣の(元)おうちの猫。
顔は怖いが、鳴き声かわいく、ひとなつこい。
レモン色の瞳のサビ猫。
2009年11月中旬ごろ、姿を消しました。

・・・・・・・・・・旅立ってしまった猫たち。・・・・・・・

山田すずまる
2009年12月5日ごろ現れる。
木登りが大好きな小さな男の子で、
何かの感染症のため体調を崩しながら
一生懸命生きましたが、
2010年11月18日AM4:23旅立ちました。



隣の白茶。
ダンボと双子のようにそっくりな、たぶん兄弟。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2009,2月12日旅立ちました。



隣の緑。隣の(元)おうちの猫。
猫丸みみたが公園に通うきっかけとなった猫。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2008,8月27日旅立ちました。


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