一日一絵

公園に住む猫の健康を願いつつ、重ねる一日一日の記録。

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わが家 生命科学の倫理と動物の福祉


次期ノーベル賞候補の呼び声も高い、京都大学の山中教授は、
なかなかのイケメン(に、見えますが、間違ってますか?)です。
・・・と、言ったら、
「あなたのようなヨコシマ+頭悪そうな女性は軽蔑します」
って、ビシッと返されそうですが・・・(怖そうですもんね)。

その山中教授と、国谷裕子、立花隆の対談をNスペで見ました。
教授のips細胞の研究は、将来の人体部分の再生医療
・・・に限らず、想定される応用用途は多岐にわたります。

今まで、シャーレの中で培養されたヒトの体の一部を
見たことはありますし、
光るマウスというものが開発されたと聞いたこともあります。
しかし今回、番組で見たものは・・・・
マウスとラットを掛け合わせて人工的に作られた生き物でした。

いや、これは「掛け合わせた」と言えるものではありません。
マウスとラットは大きさが10倍も違い、
人間とゴリラほども違う、まったく別の種の生き物です。
ですので通常、繁殖、交じり合うことはありえません。
それを、交尾によるとか、人工授精とかではなくて、
遺伝子レベルで双方を合わせた胚を作り、誕生させたのです。
あまりの恐ろしさに震える心地がしました。

それは、山中教授とは別の研究室でつくられたのですが、
なぜこんなことをしたのか・・・・その最終目標は、
人間の臓器を持った動物をつくることです。
目下のところ、その対象は主に、人間に近い臓器を持つといわれる
豚が担っています。

外見は豚、でも人間の臓器を持った豚、
臓器を採るためだけに生まれさせられる豚・・・

その臓器によって救われる人がいるのだから、
必要な研究だと言われれば、誰も反論はできなくなります。
ここで、そうした豚の扱いは福祉に反するなどという人は、
たぶん皆無だと思われます。
しかし、私たちはその動物を、何と呼べばいいのでしょうか・・・。

もっとも、そう単純な話ではなくて、山中教授によれば、
「いろんな病気になったりとか、問題が出てくるかもしれない」
と、いい、まだ研究途上の段階だそうです。

しかし、山中教授は言います。
教授の研究室でも、肝臓の細胞からマウスを作り出したことがある、
その時、外見上は普通のマウスと全く変わらないマウスを見ていて、
自分のしていることがとても怖くなった、と。
ただこの言葉ひとつによって、私は山中教授に大変好感を持ちました。

それを受けて、国谷裕子キャスターも、
「怖いですね」
と、返しました。
しかし、立花隆は即座に、
「そういう人もいるけれど、だから止めると言っていては日本は世界から遅れる、
基礎研究として絶対にやらなければならないことだ」
と、反論しました。

世界の情勢を省みると、立花氏の言うことがもっともです。
日本がやらなくても、どのみち他の国がやるでしょう。
最終的には、立花氏の言うとおりの道を選ばなくてはならないのですが、
あまりに即座に結論を出したことで、私は
「この人は、命の意味をどう考えているのかな」
という疑念を持ちました。

何の根拠もなしに、無知によって物事を怖がる人を
軽蔑する傾向が、私にはあります。

しかし、山中教授と国谷キャスターが「怖い」と言ったのは、
無知から出た言葉ではありません。

人類が生命について何も知らないこと、にも関わらず操作を始め、
人類の都合のいい成果だけを際限なく追い求め、
手に負えないスピードですでにそれが進んでいること、
その予測のつかない恐ろしさに、お2人は思い至ったのだと思います。
逆に、ここで怖くならない人がいるなら、
それこそ無知だからではないでしょうか。

今まで、病気の人間や猫、治療と生死を経験して私が思うのは、
人類にとってだけ万能の方法というのは存在しないのではないか、
ということです。
お薬も、その一例ですね。
こちらの病気には効果がある、でも別の病気を引き起こす・・・
うまく作用するのは、すべてのバランスが整った時に限られており、
何かひとつの要素がずれただけで、
すべてが悪い方に雪崩をうって崩れます。

私たちは健康な生活を当たり前のように過ごしていますが、
それは奇跡的なことです。
バランスが崩れた時に、初めて気がつくのではないでしょうか。
「どうしてあの時は、あんなにうまく動いていたんだろう?」
と・・・

私は、人間とゴリラが別の生き物に進化したのは、
それが双方の必然だったから、と思っています。
両者(人類とゴリラになる前の段階の祖先)は、
「一緒になることを望まなかった」から、別々の種に進化した。
それには理由があるはずです。
すべての種について、それがいえると思います。
遺伝子操作で、存在しなかった種を新しく作り出すような行為は、
「進化の過程で、彼らがあえて避けた道を、無理やり選ばせる」
ことだと思います。
だから、とても怖いです。

それに・・・
人間の臓器を採るために、どうしても豚の個体を誕生させなければ
ならないのでしょうか。
豚は豚として生れ落ちた時から、個性と感情を持っています。
だから、どうしても動物の福祉ということを考えずにいられません。
臓器が欲しいだけなら、臓器だけを作れないのでしょうか。

ちょっと、考えがまとまらないままに書いてしまいましたが・・・
山中教授には、ぜひノーベル賞を取っていただき、
世界中の、命の尊厳など微塵も感じないタイプの生命科学者たちに、
警告を発して欲しいです。

100922005
がりがりと仕事に励むなつめ。

100922018
美女、栞。

細胞分裂の結果の物体・・・ではなくて、
それぞれ違う個性を持った、かけがえのない命です。

・・・・・・・OrangeGate 猫のノート発売中・・・・・・・

テーマ:猫のいる生活 - ジャンル:ペット

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11月9日 新作出品。
ヤフーオークションに
出品中の作品のご紹介です。
売り上げは、嫌ですが結局猫に
分捕られます。たぶん。

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お話してくれてありがとう

公園猫のご紹介


1 山田おかあさん。
勝気で頭も運動神経も良いスーパーな美猫。
たくさんの子供を産みました。



2 山田あかちゃん。
おかあさんの最後の子供。
幼児体形の女子。



3 隣のおかあさん。
元は隣にあったおうちの飼い猫。
山田おかあさんと同じく、たくさん子供を産みました。
隣の猫たち全部の母では?



4 隣のハーブ。
レモンとはたぶん姉妹。顔半分黒いのでハーブ。
非常に顔立ちの綺麗な猫。超気が強く頭もよい。
2010年、やっとなついてくれました。
★2010年6月、
財団法人どうぶつ基金の助成を受け、
不妊手術を行いました。



5 隣のサビにゃん。隣の(元)おうちの猫。
レモンとハーブとはたぶん姉妹。
子供みたいに小柄であどけないが、何度も出産経験あり。
いつも皆から一歩遅れる。


6 山田番長

2010年10月末、現れた子猫。
ビビについてきたと思われる。
超よわい番長。


・・・・・行方不明になってしまった猫たち。・・・・・

今でも待っています。
優しい人に助けられ守られ、
無事に再会できることを 心から願っています。

山田マルコ。
いつのまにか公園に居ついた、
愛らしいうさぎのような子でしたが、
2010年12月18日、姿を消しました。



山田ビビ。おかあさんの息子。
美しいオスの白猫で、公園になくてはならない
存在でしたが、
2010年10月末、姿を消しました。



隣のダンボ。隣の(元)おうちの猫。
時間がかかったが、とてもなついてくれました。
体格のよい元気なオス猫だったが、
きょうだいの白茶と同じと思われる病状で、
ひどく弱ったところをビビに追われて、
2010年7月末、姿を消しました。

幸坊。
ビビと隣のサビにゃんの子5きょうだいの1匹。
一番元気で体格も良いので公園に戻し、
すくすく 育っていましたが、
2010年2月8日、突然姿を消しました。

橋の猫。
2007年ごろ現れ、しばらく山田さんちに居候の後、
橋の下に居場所を移動。
皆にかわいがられていた人懐こい子。


流れの黒。こわもて。
他所から来て居ついた猫。時々行方不明になりつつ、
ビビとボスの座を争っていました。


隣の青太。隣の(元)おうちの猫。
青い目が印象的なオス。体格は良いが、痩せてきた。
くいしんぼうでびびり。いまだになついてない。
2010年1月8日ごろ、姿を消しました。


隣のレモン。隣の(元)おうちの猫。
顔は怖いが、鳴き声かわいく、ひとなつこい。
レモン色の瞳のサビ猫。
2009年11月中旬ごろ、姿を消しました。

・・・・・・・・・・旅立ってしまった猫たち。・・・・・・・

山田すずまる
2009年12月5日ごろ現れる。
木登りが大好きな小さな男の子で、
何かの感染症のため体調を崩しながら
一生懸命生きましたが、
2010年11月18日AM4:23旅立ちました。



隣の白茶。
ダンボと双子のようにそっくりな、たぶん兄弟。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2009,2月12日旅立ちました。



隣の緑。隣の(元)おうちの猫。
猫丸みみたが公園に通うきっかけとなった猫。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2008,8月27日旅立ちました。


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