一日一絵

公園に住む猫の健康を願いつつ、重ねる一日一日の記録。

公園猫  金のなる木はどこにもないの。


今年最後の一ヶ月になりました。

少しさかのぼって、11月28日の公園から。
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彩りも鮮やかな落ち葉の中の猫。
今日探しているのは、君じゃない。

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君でもない。

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君でもない。
ワクチンを打つために、番長を探していたのですが、見当たらず・・・
どうもおうちで寝ているようでしたけど、山田さんもいないので連れ出せません。

しばらくすると、マルコが出てきました。
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いつも逃げ回るのですが、この時はねぼけていたようで、すぐに捕まりました。
なので、急遽マルコにワクチンを打つことにしました。

しばらくすると、今度は本命の番長が出てきました。
ラッキー、2匹いっぺんに連れて行けるか???
しかし、番長はすばしこく、捕まりませんでした・・・。

マルコは、今は元気にしていますが、以前からやせたり元気がなかったり、
あまり健康的には思えない猫だったので、見た感じの印象を
先生に聞いてみました。
すると・・・

「この子はお外の野良猫でしょう。何らかの感染症は持っているかもしれません。
しかし、ゴハンを食べているなら健康、と考えて過ごした方がいいです。
検査をして、治療できない病気をみつけるよりは、知らない方がいいです」
と、言われました。

そして、
「みみたさんは、やりたいこととできることが区別できていない。
支払い能力がないなら、野良猫の治療までしてはいけない。
全部の猫を助けられるほど甘くはないよ」
と言われてしまいました。

こうしたことを言われるのは、初めてではありません。
それは充分わかっていることなので、そのたびに、
なんとなくやり過ごしていました。

連れてくる私だって辛いです・・・。
誰が
「わーい怪我した猫みつけた、やったー、病院行こーっと❤」
と思うでしょうか。
外に出るたびに、どこかから子猫の鳴き声が聞こえたらどうしよう、
道路に横たわるゴミに見えるものが猫で、しかもまだ息があったらどうしよう・・・
そんな思いに捕われ、気が重いです。

この一年、公園とわが家とどちらかの猫が絶えず病気や怪我をしてきました。
放っておけたでしょうか。
手持ちのお金がないから手当てできないの、ごめんね。
と言って、済ませることができたでしょうか。
できませんでした。
私は、普段は先のことをある程度見越してから行動するたちですが、
力の出し惜しみをしてはいけない、この子たちには今しかないんだから。
と思うと、先のことは後で考えよう、とあえて気持ちを切り替えないと、
何もできません。

しかし、今日先生があらためて指摘したのは、恥ずかしい話ですが、
治療費の滞納が2ヵ月になろうとしていたからなのです。
もう10年以上にわたって、私が拾った猫を引き取ったり、
野良猫の手術や治療をしている事情をご存知の先生は、
野良猫の治療費に関しては、たびたびの配慮をしてくださいます。
今日、そういう指摘をされたのも、催促もあるでしょうけど、
泥沼にはまり込んでいるような、私の状態への懸念もあったでしょう。
猫を見過ごすことができれば、もう少し楽になるのではないの、という・・・。
(ていうか、滞納してまで病院に行くのが間違い? 世間的には)

うろ覚えですが、昔読んだ、たしか高橋三千綱のエッセイ本だったかに、
「商売をしている人に、その商品を「友達だから安くしてよ」という人間は、
本当の友達ではない」
という一説がありました。

商売をする人間にとって、値引きは、
入るはずの利益が入らない、ということであり、
あまり喜ばしいことではないのです。
友達なら、相手にそうしたコストを負わせるべきではなく、
正規の料金を払うべきであり、
あえて値引きを求めるような輩は、友達と呼ぶに値しない人間ということです。
私は深く納得し、自分はこういうことを言ったことがなかったか、
それまでを思い返さずにはいられませんでした。


先生に感謝する気持ちがあるなら、私は正規の料金を払うべきであり、
待ってもらっている料金の期限には、支払いをしなければならないのです。
それは先生のご厚意であると同時に、負担をかけているということだからです。
私は、まさに恩をあだで返した形であり、反論の余地は1?もありませんでした。
そして、どうすれば誰にも負担をかけないで済むのか、
しばらく考えずにいられませんでした。

これから先、猫のどれかが病気や怪我をした時、
黙って見過ごす日が来るのでしょうか。
それができるでしょうか。
私は、全部の猫を助けたいと思っているわけではありません。
ただ怪我や病気をした猫の苦痛を見ると、自分も耐え難いほど痛いのです。
私を信じ、いつも寄り添ってくれる猫に対しては、とりわけです。
だから彼らを見過ごすよりは、助けるために何かを払う方が、まだ楽です。
猫を助けているというより、自分を助けていると言えるかもしれません。

そもそも私が、いつも財布に20万入れているような人間なら、
こんなに悩まなくても済む話です。
もっともっと稼げるように、ならないと・・・。

・・・・・・・OrangeGate 猫のノート発売中・・・・・・・

20100510605

テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

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コメント

お金のなる木

もしあったなら、どこでも行きますわよー。
その木を植えて、庭付きのお家を買って、猫たちと暮らします。

先生はみみたさんのことを思い仰っておられるのでしょうね。
確かに支払い面のことも少しはおありでしょうけれども
行く末を案じておられるのが言葉からにじみ出ていますもの。
だからといって見て見ぬふりをできないのもわかるし・・・。
一番の解決策は無責任な飼い主がへること!なのでしょう。

エコエコと叫ばれる世の中ですが、おかしなことも沢山。
そのひとつであるルミナリエの点灯が始まりまして
相方はカメラを背負ってでかけていきましたとさ^^;
(私も驕りが出ないように気をつけて生きていくわ~)

  • 2010/12/02(木) 18:04:45 |
  • URL |
  • 山猫 #t.yCzdAA
  • [編集]

山猫さん、いらっしゃい。

山猫さん、ありがとうございます。

> 先生はみみたさんのことを思い仰っておられるのでしょうね。
際限ないから、こいつは言わんとわからん、と思ったのかもね。

> エコエコと叫ばれる世の中ですが、おかしなことも沢山。
> そのひとつであるルミナリエの点灯が始まりまして

神戸にお住まいでその発言は勇気がいるでしょうーー。
ほんとは月光に照らされる静かな夜が素晴らしいのにね。

ほんとに今年はバタバタの一年でしたーー。
金のなる木をつかむべく、ガシガシがんばりますよーー。

  • 2010/12/04(土) 02:09:05 |
  • URL |
  • みみた #-
  • [編集]

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ヤフーオークションに
出品中の作品のご紹介です。
売り上げは、嫌ですが結局猫に
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公園猫のご紹介


1 山田おかあさん。
勝気で頭も運動神経も良いスーパーな美猫。
たくさんの子供を産みました。



2 山田あかちゃん。
おかあさんの最後の子供。
幼児体形の女子。



3 隣のおかあさん。
元は隣にあったおうちの飼い猫。
山田おかあさんと同じく、たくさん子供を産みました。
隣の猫たち全部の母では?



4 隣のハーブ。
レモンとはたぶん姉妹。顔半分黒いのでハーブ。
非常に顔立ちの綺麗な猫。超気が強く頭もよい。
2010年、やっとなついてくれました。
★2010年6月、
財団法人どうぶつ基金の助成を受け、
不妊手術を行いました。



5 隣のサビにゃん。隣の(元)おうちの猫。
レモンとハーブとはたぶん姉妹。
子供みたいに小柄であどけないが、何度も出産経験あり。
いつも皆から一歩遅れる。


6 山田番長

2010年10月末、現れた子猫。
ビビについてきたと思われる。
超よわい番長。


・・・・・行方不明になってしまった猫たち。・・・・・

今でも待っています。
優しい人に助けられ守られ、
無事に再会できることを 心から願っています。

山田マルコ。
いつのまにか公園に居ついた、
愛らしいうさぎのような子でしたが、
2010年12月18日、姿を消しました。



山田ビビ。おかあさんの息子。
美しいオスの白猫で、公園になくてはならない
存在でしたが、
2010年10月末、姿を消しました。



隣のダンボ。隣の(元)おうちの猫。
時間がかかったが、とてもなついてくれました。
体格のよい元気なオス猫だったが、
きょうだいの白茶と同じと思われる病状で、
ひどく弱ったところをビビに追われて、
2010年7月末、姿を消しました。

幸坊。
ビビと隣のサビにゃんの子5きょうだいの1匹。
一番元気で体格も良いので公園に戻し、
すくすく 育っていましたが、
2010年2月8日、突然姿を消しました。

橋の猫。
2007年ごろ現れ、しばらく山田さんちに居候の後、
橋の下に居場所を移動。
皆にかわいがられていた人懐こい子。


流れの黒。こわもて。
他所から来て居ついた猫。時々行方不明になりつつ、
ビビとボスの座を争っていました。


隣の青太。隣の(元)おうちの猫。
青い目が印象的なオス。体格は良いが、痩せてきた。
くいしんぼうでびびり。いまだになついてない。
2010年1月8日ごろ、姿を消しました。


隣のレモン。隣の(元)おうちの猫。
顔は怖いが、鳴き声かわいく、ひとなつこい。
レモン色の瞳のサビ猫。
2009年11月中旬ごろ、姿を消しました。

・・・・・・・・・・旅立ってしまった猫たち。・・・・・・・

山田すずまる
2009年12月5日ごろ現れる。
木登りが大好きな小さな男の子で、
何かの感染症のため体調を崩しながら
一生懸命生きましたが、
2010年11月18日AM4:23旅立ちました。



隣の白茶。
ダンボと双子のようにそっくりな、たぶん兄弟。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2009,2月12日旅立ちました。



隣の緑。隣の(元)おうちの猫。
猫丸みみたが公園に通うきっかけとなった猫。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2008,8月27日旅立ちました。


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