一日一絵

公園に住む猫の健康を願いつつ、重ねる一日一日の記録。

今だから。


NHKで放送された、SWITCH 半藤一利と宮崎駿の対談が印象に残りました。

じつは私はジブリのアニメも宮崎駿も一応見てはいますが、さほど好きではないのでして。
それは物語の全体の構成がいつもきちんとしてなくて、
(テレビで見たんだけど、最後が決まらないまま製作始めるそうな・・・どうりで)
序盤、どうでもいい細部の動きにこだわって時間をとりすぎ、
中盤、話を広げるだけ広げて、これから先どうすんだ・・・
と思っていると、終盤に強引にまとめるので、
起承転結の結だけが、まるでツチノコのしっぽのようにしぼんで、いびつなリズムになってる。
全作に共通したパターンですから、もっと構成どうにかすればいいのに、
ビッグネームだから、誰も口出しできないんだな、と思ってました。

そのくせ、時々テレビで見かける宮崎駿本人の言葉、話の内容、
合理的な考えと行動には、まったく違和感を感じず、納得することが多いのです。
東日本大震災の際のコメントにもそうでしたが、新作「風立ちぬ」に関連し、
「今の時期に、自分の立ち位置を明確にしておきたい」
と発信したコメントには、本当に胆のすわった人だ、と思いました。
ネット上でも、
「宮崎駿は歴史を知らないで調べもしないで外国人の言うことだけを真に受けるのか」
という非難も見ました。
今回の対談では、もしかしたら目の覚めるような言葉を聞けるのかも・・・
と期待していました。

そしてやっぱり、この人はすごいなあと思う言葉をたくさん聞きました。
「トトロを作った頃には、日本の原っぱにはまだ在来種の植物がたくさん生えていた。
でも今は、外来種ばかりで、在来種がいない」
「日本って、植えれば植物は育つんだ、すごく育つ。
若いころはもっと木を植えろと思っていた、
でも今は木を植える場所がほしい、と思う」
・・・本当に山や植物に向き合った人からしか出てこない言葉だと思います。

半藤一利
「第二次大戦中に、人類には、石炭から石油へという大きなエネルギーの転換があった。
でも日本は戦中の混乱から、それにまったく気がつかなかった。
今もまた、その転換がおきようとしているのに、まったく気がついてない。
そこにこの国のおかしさがあるんだ」
大きくうなずく宮崎駿。私もうなずく。

私はこの2人と似たような考えを持っていますので、こういった人たちにしばしば
「反日、嫌日、媚中、自虐史観、売国奴」
などの言葉が浴びせられる時は、自分にも向けられているのだな、と思います。
仕事上、いろんな中国人と付き合い、怒鳴りあったことも数知れず。
中国に行ったこともない私が、日本よりも中国を愛することなんてありえません。
それなのに、同朋の日本人から媚中なんて言いがかりをつけられるのかー・・・
と思うとやりきれず、といって考えが変わるわけでもないので、
はいはい、というしかありません。

私は生粋の日本人、日本の文化、自然を愛しています、
ていうか自分の自然の生理として、他の選択肢はあり得ません。
でも、この国の文化と自然を、この国の政府システムが破壊するのを、
ずっとずっと見てきました。
日本を壊すのは日本国自身でした。だから、国の批判をします。
「日本国を守る」ということは、「日本人と日本の文化自然を守る」とイコールではありません。
極端な話、国がなくなっても、日本人としての私はなくなりません。
何人と呼ばれるようになっても、生きている限り私は日本人です。

日本に絶望していましたが、何年か海外に通ってみて、考えが変わりました。
日本はまだいい国じゃないか、基本的人権が、個人の自由が、
少なくとも法で守られている、
言論の自由もあるし、堂々と国の批判もできる・・・
そう感じるほどに他国では、国という最高権力に、
国民が抑圧される状況が多かったのです。
行った先が先だったのかもしれませんが・・・(^^ゞ

誇りある日本人として思うことは、
他に対してある物差しを使うなら、自分に対しても使わなければ不公平だということです。
どの国の行為でも、虐殺は虐殺です。
そして自国の行為が非難された時に、他も同じことをしたじゃないか、というのは、
当時の世界状況を説明するために引き合いに出す場合を除いては、
心情としてはわからないでもないですが自己弁護のための手段としては、
まったく有効でないと思います。
なぜなら、指摘された点に対して、ちゃんとした答えになっておらず、
良い方向への進行がなんら望めないからです。
自分を客観的に見るというのは難しいことです。
反日か親日か、そんな物差しだけで測れるほど、世界は単純じゃない。
世界は日本人を中心に動いてはいない。
民族蔑視は、どの国からも受け入れられない。

宮崎駿はなぜ非難を浴びるようなあの発言に至ったのか、
2人は対談の終盤に話しあいます。
「子供たちに対して、君らの将来はお先真っ暗だよ、なんてことは言えないよね」
自分たちの経験を伝えることで、次の世代に役立ててほしいと思うからであり、
自虐とか売国とかの意図が入り込む隙がないと感じました。
宮崎駿が歴史を知らないなんて・・・まったく当たってない指摘です。
そんな風に色分けしてしか見られない人には、言葉は伝わらないだろうな。

前に感じたとおりの人で、安心しました。
でも仮に、実際付き合う相手としたらどうよ、というと、
めんどくさそうなおやじなんですよね。頑固そうだし。
この人、女子のカテゴリが清純派少女か、
強く賢い大人の女子に限るようだけど、
私はそのどちらにも入ってないんで、嫌われそうだし。

テーマ:今日のつぶやき。 - ジャンル:日記

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コメント

ご無沙汰しております<(_ _)>

残暑きびしい毎日ですが、夏バテしていませんか~?
新しい職場の環境はどうだろう(暑いのかな?)と気になりつつ
日々があっという間に過ぎていきます、もうすぐ9月がやってくる(@_@;)

宮崎監督は何でも面白がる部分をお持ちだから、なんとなーく
みみたさんは”ちょっと変わっていて面白い女性”と映りそう←失礼(^^ゞ
あ、私にはとっても魅力的な人だという事も付け加えておきます。ふふ。
私も全てのジブリ作品が好みというわけじゃないけど、結構好きなんです。
伝えたいことは、大人より子供に対してのものかな~とも思うのですけど・・・。

  • 2013/08/22(木) 16:25:15 |
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11月9日 新作出品。
ヤフーオークションに
出品中の作品のご紹介です。
売り上げは、嫌ですが結局猫に
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お話してくれてありがとう

公園猫のご紹介


1 山田おかあさん。
勝気で頭も運動神経も良いスーパーな美猫。
たくさんの子供を産みました。



2 山田あかちゃん。
おかあさんの最後の子供。
幼児体形の女子。



3 隣のおかあさん。
元は隣にあったおうちの飼い猫。
山田おかあさんと同じく、たくさん子供を産みました。
隣の猫たち全部の母では?



4 隣のハーブ。
レモンとはたぶん姉妹。顔半分黒いのでハーブ。
非常に顔立ちの綺麗な猫。超気が強く頭もよい。
2010年、やっとなついてくれました。
★2010年6月、
財団法人どうぶつ基金の助成を受け、
不妊手術を行いました。



5 隣のサビにゃん。隣の(元)おうちの猫。
レモンとハーブとはたぶん姉妹。
子供みたいに小柄であどけないが、何度も出産経験あり。
いつも皆から一歩遅れる。


6 山田番長

2010年10月末、現れた子猫。
ビビについてきたと思われる。
超よわい番長。


・・・・・行方不明になってしまった猫たち。・・・・・

今でも待っています。
優しい人に助けられ守られ、
無事に再会できることを 心から願っています。

山田マルコ。
いつのまにか公園に居ついた、
愛らしいうさぎのような子でしたが、
2010年12月18日、姿を消しました。



山田ビビ。おかあさんの息子。
美しいオスの白猫で、公園になくてはならない
存在でしたが、
2010年10月末、姿を消しました。



隣のダンボ。隣の(元)おうちの猫。
時間がかかったが、とてもなついてくれました。
体格のよい元気なオス猫だったが、
きょうだいの白茶と同じと思われる病状で、
ひどく弱ったところをビビに追われて、
2010年7月末、姿を消しました。

幸坊。
ビビと隣のサビにゃんの子5きょうだいの1匹。
一番元気で体格も良いので公園に戻し、
すくすく 育っていましたが、
2010年2月8日、突然姿を消しました。

橋の猫。
2007年ごろ現れ、しばらく山田さんちに居候の後、
橋の下に居場所を移動。
皆にかわいがられていた人懐こい子。


流れの黒。こわもて。
他所から来て居ついた猫。時々行方不明になりつつ、
ビビとボスの座を争っていました。


隣の青太。隣の(元)おうちの猫。
青い目が印象的なオス。体格は良いが、痩せてきた。
くいしんぼうでびびり。いまだになついてない。
2010年1月8日ごろ、姿を消しました。


隣のレモン。隣の(元)おうちの猫。
顔は怖いが、鳴き声かわいく、ひとなつこい。
レモン色の瞳のサビ猫。
2009年11月中旬ごろ、姿を消しました。

・・・・・・・・・・旅立ってしまった猫たち。・・・・・・・

山田すずまる
2009年12月5日ごろ現れる。
木登りが大好きな小さな男の子で、
何かの感染症のため体調を崩しながら
一生懸命生きましたが、
2010年11月18日AM4:23旅立ちました。



隣の白茶。
ダンボと双子のようにそっくりな、たぶん兄弟。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2009,2月12日旅立ちました。



隣の緑。隣の(元)おうちの猫。
猫丸みみたが公園に通うきっかけとなった猫。
慢性的な体調の悪化に長く苦しみながら がんばって生きたが、2008,8月27日旅立ちました。


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